みなさん
こんにちは、ファブラボ大分の豊住です。
2016年も後10日をきりました。
*このブログを書いているのは、2016年12月22日です。
思い返せば、引っ越しをしたり、掃除をしたり、、、
移転という大きな節目を迎えた2016年でしたが、みなさんいい年となったでしょうか。
さて、機材でできることシリーズ第2弾は、
一番人気なレーザー加工機です。
平たく言えば、レーザーを使って、材料を切断する、彫刻することができます。
ちなみによく聞かれるのですが、レーザーは不可視光線なため見ることは出来ません。
まずは使える材料のことから。
紙、木材、アクリル、などは切断も彫刻も両方可能です。
ただし、厚さが5mmを超えてしまうと、一度の加工で切断できないものも出てくるため、
多少実際の寸法よりもデータを大きくする必要があります。
*焼き切るというイメージをしてもらうとわかりやすいかもですが、多少溶けたり、燃えたりするため、
切り代を考える必要があります。
アクリル板5mm
MDF2.5mm
金属では、ステンレスやアルミへはマーキングすることができます。
ただし、材質によっては全く加工できないものもあるので、このあたりは実験をするつもりで
加工をしていただくほうが良いかと思います。
アルミ板
【重要】
塩化ビニル系の材料は、ガスの発生などもあり、ファブラボ大分では使用を禁止しています。
またスタンプ用のゴム板も、レーザー彫刻用として販売されているもの以外の使用を禁止しています。あらかじめご了承ください。
レーザーに必要になるのは2Dデータですが、基本ルールは、下記の2点です。
1.データは白黒にしておく。
黒い部分を彫刻するというのが基本の設定です。
2.切断線はベクターデータ。
3Dデータに比べると、比較的扱いやすい平面データですが、JPG、PNG等ビットマップ形式のファイルは、線がきれいに表現されません。可能な限りベクターデータでパスにしておくことが望ましいです。
*AdobeのIllustratorを使われている方は、Version8の形式で保存してください。
デニム生地 彫刻
アクリル2mm 切断&彫刻
アクリル2mm 切断&彫刻
これまでにも結婚式のWelcome Boardや、飲食店で使うコースター、メニューなど、さまざまなものが作られています。気軽に使えて、自分だけのものがつくれるということをぜひぜひ経験してみてくださいね!!