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定期的に水曜日が休館になっている理由。

みなさん、こんにちは。
ファブラボ大分の豊住です。

5月も中盤戦を迎え、よくよく考えると2023年も折り返しが目の前に迫ってきているということに、はっと気付かされた今日このごろ。
これからプロジェクトが、学校が、何かが本格的に走り出すぞーー!という方も多いのではないでしょうか。

さて、ラボのカレンダーを見ていただくと水曜日が定期的に「豊住対応不可」もしくは「休館」となっていることがあるかと思います。

その時は、ファクトリーサイエンティスト育成講座の講師またはTAとして、オンライン講座の対応しています。

この講座、一般社団法人ファクトリーサイエンティスト協会が実施しており、豊住は実は協会発足当初から協力をしています。
教材を送付するボックス、認定証のデザインなども担当しています。そして、ボックス自体は大分県内の企業さんに制作いただいてもらったりと実は大分県大活躍してる講座です。

講座の目的としては、「中小規模の製造業の構成員がIoTデバイスによるエンジニアリング、センシング、データ解析、データ視覚化、データ活用の 知識を身に付けて、データを軸に経営判断を素早くおこなうアシストをおこなう人材の育成」(協会webより抜粋)となっており、主に製造業に従事している方たちを対象としたものになっています。

また、講座を受講し、上記の一連の流れを学んだ方を「ファクトリーサイエンティスト」と認定し、国内の製造業現場にどんどん増やしていこうという取り組みを進めています。

この講座では、電子工作の延長線上に、自分でデバイスを組み立て、クラウドへデータを飛ばし、視える化、さらに集まったデータから次の一手を考える。というサイクルを実際に体感してもらい、デジタルという言葉を自分の体感として捉えてもらうということを目的にしています。
講座の中では、よく「デジタルに手触りを感じてもらう」という説明をしたりしています。

個人的には、この体感するということが重要だと思っていて、言語化まではまだできていないけど、自分の中にはIoTというものがこういうものだ。という腹落ちするものができる講座ではないかなぁと感じています。理屈ではないところで理解しているといえばいいでしょうか。
この感覚は、社内のシステムの刷新が起きても、どこが変わるのか、どう変わるのか、その費用は高いか安いか、など様々なところで使える能力になるだろうと思っていますし、なってほしいなぁといつも思っています。

ロードセル。200kgまで計測できるような仕組み。

ロードセル。200kgまで計測できるような仕組み。



上記のように各受講者が持っている現場の課題や目標に向かって、センサーの選定をし、欲しい情報を以下に入手するか?というところを4週間の講座で検討、試行錯誤し、5週目にその結果を発表しています。

全国に700名近いファクトリーサイエンティストが存在し、大分県内には3名の認定者がおります。
そのうちの1名は豊住ですが、もう1名の方も講師として活躍されています。

で、若干協会の紹介記事みたいになりつつあるので、話を本題に戻しますと、上記の講座、毎週水曜の午後13:30〜17:30まで実施のカリキュラムなのですが、みなさんの熱意がすごく長いときでは19時くらいまで質疑を行うことなどもあります。そのため、講座の入っている月は水曜をお休みさせていただいています。
また付随して翌木曜日の午後も補講を実施するために開館時間が変更になったり、閉館になったりしています。

ラボを使いたい方にはちょっとご迷惑をおかけすることもあるかと思いますが、豊住も仕事してるんだなぁと思っていただければ。笑
ラボの運営だけでお仕事になるんですか?という質問を定期的に受けるのですが、上記のようにファブラボの知識を別の場面で活かすということを業務にしたりしているんです。という一つのアンサーです。

ファクトリーサイエンティストとかあるんだーと思った方はぜひwebサイトを覗いてみてくださいね。
一般社団法人ファクトリーサイエンティスト協会
www.factoryscientist.com